下腹がキリキリ痛む|マッサージでガスの抜けを良くして解消
大腸内に入ってきた食べ物は、大腸内で腸内細菌によって分解されて、ガスが発生します。発生したガスは、オナラなどで排泄されます。しかし、発生量が増えすぎてしまったり、排泄が上手く出来ないと大腸の中にどんどん溜まってしまいます。
すると、大腸が風船のように膨らんでしまうため、周りの臓器が圧迫されます。このときチクチクとした腹痛が発生します。このような腹痛を解消、予防するためにはガスの発生を減らすこと。そして、大腸の動きを活発にしてしっかり排泄できるようにすることです。
ガスの発生量を減らす方法
まず、ガスの発生が多い食べ物を控えることが効果的です。ガスの発生量が多い食べ物についてはこちらの記事で紹介しているので参考にして下さい。
また、便秘になるとガスの発生量が増えます。大腸の中に長い間とどまった便は、腐敗してしまうため、たくさんの有毒ガスが発生します。
溜まったガスを抜く『の』の字マッサージ
次は、溜まってしまったガスを抜く方法です。発生したガスは、大腸の動きによって肛門まで送られて、おならとして排泄されます。大腸の動きを活発にすることが出来れば、ガスの抜けは良くなります。
大腸の動きを簡単に活発に出来る方法が『の』の字マッサージです。一人でも手軽に出来るのでぜひ試してみてください。まず、カーペットやお布団の上で右半身を下にして横になります。このとき右腕を頭の下に置くと安定します。
そして、左手の手のひらをおへその下に置き、そこからおへそを中心にしてひらがなの『の』の字を描くように動かすだけです。このマッサージを5〜10分程度行うと、大腸の動きが活発になり、ガスが抜けることがあります。
ポイントは、リラックスして優しく行うことです。大腸はリラックスしている時、動きが活発になるからです。お腹をもんだり、オナラを出そうとお腹に力を入れる必要はありません。就寝前に布団の上で行うとリラックスして出来るのでお勧めです。
また、半身浴をしながら、『の』の字マッサージをするとさらに効果が上がります。湯船につかり体温が上がると大腸の動きが活発になるので、ガスの抜けが良くなります。ただし、湯船は38℃くらいのぬるま湯にしてください。お湯が熱いと大腸が緊張してしまい、逆に動きが悪くなってしまいます。
大腸の動きを良くして根本的な解決を
マッサージをすると大腸が刺激されて、ガスが抜けやすくなりますが一時的です。時間が経過すればまたガスがたまり、腹痛やお腹の張りが出てしまいます。
根本的に解決は、大腸がマッサージをしなくても活発に動くようにしてあげることです。ガスが発生しても、しっかりとオナラで排泄できれば腹痛は起こらないですからね。